無言の抵抗
2006年 07月 05日
ミサイルが降ってきたらどうしよーって思うような空だった。
それでもリンダはキック一発で元気。
カッパ着て走った。
対向車から思いっきり水しぶきがかかる。
一瞬、目の前が波の中だった。
おー。
濡れたカッパはリンダに預けなくてはダメなの。
駐輪場で脱ぐ姿は見られたくない。
まだ恥ずかしいの。
ヘルメットは首のひもを右ハンドルに引っ掛けておいた。
ここなら雨がしのげる。
今日は大雨を覚悟してたのに、昼ごろには止んでいた。
路面も乾いてきてが、とても蒸し暑い。
帰りもカッパなのになー。
上だけ羽織ってリンダにまたがる。
キック! かからない。
どうしたんだろ。
エアクリーナのほこりを落としてから元気だったのに。
取り付け方が悪かったのかな。。
3回、4回とキック。
チラッとランプがつくけどかからない。
おっかしいなぁ~。
次はガス欠を疑った。
振ると音はする。重さもほどほど。
前回の給油からもさほど乗ってない。
でも、とりあえずリザーブにしてみた。
何度も何度もキックして、やっと動いた。
疑問を抱えながら、まずガソリンスタンドへ向かった。
リンダに給油したけれど 2L だけ。
だよね。
しかも、ここでもキックに苦労した。
重そうな空と同じで、私の心も重かった。
どうしたらいいんだろ。
頭の中はそのことばかり。
私の少ない知識ではどうしようもないよな。
走り出すとものすごく元気なリンダ。
わかってあげられない自分に嫌気がしてくる。
ふと頭をかすめたのがヘルメット。
アクセルに引っ掛けてたのを思い出した。
もしかして、プラグがかぶったのでしょうか?
だとしたら、リンダに怒られたのですね。
もっと大切にして欲しいって言ってるような気がした。
ごめんなさい。
by kan_ten
| 2006-07-05 21:33
| XR100