ネコかあちゃんになって


by kan_ten
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雨に打たれて

気分が落ち込む雨
海が見たいのに運転できない。。さらに落ち込む

静かにひとりになりたい…
雨の中の散歩も悪くないかな?
外に出ると肌寒い

じいちゃんに会いに行こうかな~


あまり遊んだ記憶がない
じいちゃんはあんまり家にいない人だった
バイクがあるとじいちゃんがいる
目を盗んでバイクによじ登ってよく怒られた
よっぽど大事なんだろうと思ってた

ある日、乗ろうとしたら倒れた
大きな音にじいちゃんが飛んできた
怒られると思った。。
「ごめんなさい…」
「バイクなんていいんだよ、早く病院に行こう」
「でも…傷がついちゃった」
「じいちゃんが悪かったんだ、ちゃんと立てておけばよかったんだよ」
「でも。。。」
「これからはじいちゃんが乗せてあげるから言いなさい」
「はい。動いてるのも乗りたいな」
「じいちゃんじゃ無理だ…」
当時70代。。孫を危険には近づけられないよね

じいちゃんはばあちゃんと母にかなり怒られたらしい
私がじいちゃん家にひとりで行くのも禁止された

ばあちゃんが死んで元気のなくなったじいちゃん
しばらく大人しくしてたようだけど、いつの間にかバイクが大きくなっていた
「じいちゃん! これもカッコいいね」
「乗るか?」
「うん!」
またがってもハンドルまで手が届かない
タンクの上に座らせ支えてくれた
「大きくなったら貸してね!」
「いいぞ、免許取ったらお前にあげる」
「ホント?」
「ふたりだけの約束だ」

白髪の多いウェーブのかかった長髪をひとつに縛り
車も少ない田舎でバイクに乗るじいちゃん
しかも大酒飲みで…
相当な変わり者だったらしい
自転車よりバイクのがラクだからと家族の制止も聞かなかった

通院してた病院で、帰ろうとバイクに乗ったら吐血
救急車で大きな病院に運ばれた
一時、意識が戻った時に私を呼ぶよう母に言ったらしい
次の日曜日に会いに行くと決めてたのに
まさか。。死ぬとは思わなかった

数ヵ月後、母がつぶやいた
「じいちゃんはあんたに何がいいたかったのかな?」
「え? たぶん…バイクをあげるって」
母の表情が見る間に変わっていった
「もうバイクはないから!」



お墓はひっそりとしてる

死ぬ寸前までバイクに乗ってたじいちゃん、カッコいいよ
私もバイクと友達になりたいの
だから…挫折しないように見ててね

左手、少し動くようになってる
でも腫れが。。
早く治さなくちゃ!
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by kan_ten | 2004-10-03 13:30 | 夢 (免許取得まで)